第26回 第34回 第39回 第40回
第44回 第53回 第54回
第55回(第1部)
第55回(第2部)
第57回 第58回 第59回 第61回
第62回 第63回(第1部) 第63回(第2部)
2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2003年度 2002年度 2001年度 2000年度 1999年度 1998年度 1997年度 1996年度 1995年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2003年度 2002年度 2001年度 2000年度 1999年度 1998年度 1997年度 1996年度 1995年度
セミナー開催概要
- 2024年6/2
2024年6月2日(日)■登進研バックアップセミナー118
不登校―停滞した親子関係をアップデートする「消極的受容」
「行ってほしい」と「行かなくてもいいよ」の間で揺れる親だから打開できること
Tシャツ一枚で汗ばむような日もあれば、まだ夜は肌寒い日もあり、寒暖の差が激しい今日このごろ。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
この季節は、子どもたちにとっても心が不安定になりがちな時期です。中学入学後1週間もしないうちに登校できなくなったり、GW明けからぱったり行かなくなる場合も少なくありません。また、出席日数不足から留年になりそうだとか、中高一貫校の場合は内部進学が難しいようだ等々、悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
* * *
不登校のわが子を「受け容れる」ことの難しさは、親ならば誰もが実感していることでしょう。当セミナーのアンケートにも、そうした書き込みがたくさんみられます。
- 子どもに力がわいてくるまで見守り、待とうという覚悟はでき、子どもにも伝えているが、外で制服姿の高校生を見かけると涙が出てくるときもあり、まだ受け入れられない部分があることを感じている。
- 自分自身が激しいいじめにあっていたため、「登校しないことで心身を守る」ことへの理解はある。が、高校進学のための内申点がつけられない現状への不安がある。
- 「学校に無理して行かなくてもいいんだよ」と言っておきながら、子どもが学校に行けた日は、ものすごい笑顔で子どもに優しくしている自分がいる。
- よく食べて、よく寝て、とても健康的に生活しているので、一定期間学校に行かなくても大丈夫かなと思えている。反面、登校して今しかできない同世代との関わりを経験してほしいとも思う。
- 現状を受け入れ子どもを肯定してあげたいと思う反面、学校に行ってほしいという思いも強く、口にこそしないが、子どもをどこかで責めてしまっているように感じる。
「行かなくてもいい」と「やっぱり行ってほしい」という両極の思いに日々心が揺れ動くのは、親ならば当然のこと。そうして迷いながら関わり続け、あれこれ手を尽くしても事態が進展しないとき、「こっちがいくら必死になっても、本人が動こうとしないんだから仕方ないか…」と一種の諦めの境地に至ることがあります。いわば「押しの支援」ではなく、「引きの支援」といえるかもしれません。
ところが、この「消極的受容」という状態が、一定の距離を置いて子どもを見る余裕につながり、その結果、「何も変わらない」と思っていた日常に子どもの小さな変化・成長を見いだすことができるようになったりします。これは親御さんが「疲れちゃった」ゆえにタナボタ的に生まれた状況ですが、それがかえって子どもの警戒心を解き、安心・安全→元気回復→動き出しやすくなるという好循環となっていくことが少なくありません。
* * *
そこで第1部では、この「消極的受容」に焦点を当て、「停滞した親子関係をアップデートする『消極的受容』〜「行ってほしい」と「行かなくてもいいよ」の間で揺れる親だから打開できること」というテーマで行います。
講師はその温かな語り口とわかりやすい解説で人気の海野千細さん(八王子市学校教育部教育指導課心理相談員)、聞き手を齊藤真沙美さん(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)に務めていただき、「消極的受容の時期の重要性」「そこで親子関係の何が変わるのか」「どんな効果があるのか」、さらに「消極的受容のその先にどんなアプローチが必要になるのか」にまで踏み込んで、じっくりとお話ししていただきます。当セミナーの最強タッグによるやりとりをお楽しみに。
第2部は、当セミナーに寄せられた保護者の悩みや質問のなかから毎回タイムリーな事例をピックアップし、経験豊かな専門家が回答する「不登校なんでも相談室」です。3人の回答者については、下記の開催概要をご参照ください。
今回取り上げる悩みは、「HSCの子との向き合い方」「自信のない子への言葉かけ」「不登校ときょうだいの問題」「つらい記憶(PTSD)を乗り越えるには」「発達障害の本人への告知」「進路に目を向けようとしない子」「通信制に転学後も動き出せない子への対応」など全9問です。
第3部の個別相談では、不登校に関する心と進路の問題について、カウンセラーと専門相談員が一対一でお応えします。なお、個別相談は事前にお申込みいただいた方のうち先着30名様に限らせていただきますので、ご了承ください。
●開催日時
2024年6月2日(日)13:00〜17:00(その後、個別相談/開場12:30)
●会 場
SYDビル2階ホール 渋谷区千駄ケ谷4-25-2 Tel.03-3405-5672
【交通】JR代々木駅西口・都営大江戸線代々木駅A2下車、徒歩5分
東京メトロ副都心線 北参道駅 出口1下車、徒歩3分
●定員
83名(座席はひとつおきに空けています)
●参加費
1000円
●プログラム
【第1部】不登校―停滞した親子関係をアップデートする「消極的受容」
講 師 | 海野 千細(八王子市学校教育部教育指導課心理相談員) |
聞き手 | 齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授) |
【第2部】Q&A「不登校なんでも相談室」
回答者 |
齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授) 小栗 貴弘(跡見学園女子大学心理学部教授) 荒井 裕司(登進研代表) |
【第3部】個別相談(心と進路の相談)
※個別相談をご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年(または年齢)・性別、ご相談内容(不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で)、「個別相談希望」とご記入のうえ、5月29日(水)までに、メール、本サイトのフォームにてお申込みください。
●参加のお申込み方法
ご氏名・ご住所・電話番号をご記入のうえ、下記お問い合わせ先、または本サイトのフォームにてお申込みください。
●お問い合わせ先 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8 「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局 Tel.03-3370-4078 Fax. 03-3370-5198 ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/ eメール■info@to-shin-ken.net |