不登校等の理由で「高校を卒業していない」あるいは「高校に入学しないで他の進路をめざしたい」という生徒のために、「高校卒業と同等以上の学力があることを認定するための国による検定試験」が、高等学校卒業程度認定試験(高卒程度認定試験/旧大検)です。
この試験に合格することを目的として、大学入試のレベルまで学力アップをはかる予備校が高卒程度認定試験予備校です。
高卒程度認定試験では、指定の8科目(「公民」で「倫理および政治・経済」を選択した場合は9科目)のすべてに合格すると、大学や専門学校などの受験資格が認められ、各種国家試験の受験でも高卒者と同等の扱いを受けます。
高卒程度認定試験は、年2回(8月と11月)実施されます。1回で全教科に合格しなくても、1回目に合格した科目の試験は、2回目の試験では免除されますから、2回目のチャレンジでは、1回目に不合格だった科目だけを受ければよいことになっています。
ちなみに、2007年度(第1回・第2回合計)は、出願者3万1,796人、合格者1万845人。合格者の最終学歴でもっとも多かったのは高校中退で、合格者全体の60.8%(6,593人)を占めています。