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2005年02月06日(日)■登進研バックアップセミナー48
『不登校の進路選択―それぞれのドラマ』
あせり、いらだち、葛藤…体験者たちが選んだ道、たどりついた今
この時期、不登校の子どもたちにとって切実なのが進路の問題です。不登校の子どもたちは、たとえば「高校へ行きたい」という願いをもっていても、その一方で「自分が行ける高校なんかない」、「合格するわけない」と自信を失っている場合も多いようです。その結果、なかなか足を前に踏み出すことができなかったり、やきもきする親との間で言い争いになったりと、家庭内でさまざまなトラブルが起こることも少なくありません。
そこで「不登校の進路選択―それぞれのドラマ~あせり、いらだち、葛藤…体験者たちが選んだ道、たどりついた今」をテーマに、第1部のトークライブでは、かつて不登校だった若者とわが子の不登校を体験した親御さん、そして、若者の高校時代の担任の先生をおまねきし、進路選択で困ったこと、迷ったこと、悲しかったこと、うれしかったことなど、お話を聞かせていただきました。
司会は海野 千細さん(八王子市教育センター教育相談室長)、助言者として小澤 美代子さん(千葉県子どもと親のサポートセンター教育相談部長)、池亀 良一さん(代々木カウンセリングセンター所長)、登進研代表・荒井 裕司を迎え、かつてみなさまと同じ思いをした「先輩」の体験から、進路選択というハードルを越えるために何が大切だったのかを学ぶことができました。
◆プログラム
【第1部】 トークライブ 『体験者が語る…私たちの選択、私たちのドラマ』
司会 | 海野 千細(八王子市教育センター総合教育相談室長) |
助言者 | 小澤 美代子(千葉県子どもと親のサポートセンター教育相談部長)他 |
【第2部】 父親のための不登校理解講座3
小澤 美代子+海野 千細
【第3部】 個別相談
2005年01月22日(土)■登進研バックアップセミナー47
主催…(社)日本青少年育成協会 後援…登進研
斎藤 環氏講演 『社会的ひきこもり』その支援のあり方
不登校やひきこもりの若者たちを支える親たちへのメッセージ
現在、100万人を超えると言われている「ひきこもり」の問題は、さらに長期化、高齢化が進み深刻な状況にあります。厚生労働省をはじめ、各種支援団体などがさまざまな対応策を講じていますが、依然としてひきこもりの実像が掴めず、多くの方が対応に苦悩しているのが現状です。
そこで、精神科医の斎藤 環先生を講師にお迎えし、あらためて「ひきこもり」に焦点をあてたお話をしていただきました。斉藤 環先生は、臨床医としてもっとも早く「ひきこもり」に対する取り組みを始められ、治療をとおして多くの「ひきこもり」例に対応してこられました。また、さまざまなメディアをとおして「ひきこもり」に関する情報やお考えを発信しながら、「ひきこもり」問題に関心をもち、理解を深める啓蒙活動を続けておられます。
◆プログラム
【第1部】 講演『社会的ひきこもり』その支援のあり方
~不登校やひきこもりの若者たちを支える親たちへのメッセージ~
講師 | 斎藤 環(精神科医) |
【第2部】 事例報告『社会参加の第一歩をどう踏みだしたか』
報告者 | 伊藤 寛晃(ステップアップアカデミー教員) |
【第3部】 個別相談
2004年12月23日(木)■登進研バックアップセミナー46
主催…(社)日本青少年育成協会 後援…登進研
『揺れる若年』とどう向き合うか
不登校・ひきこもり・ニート、彼らにとって働くことの意味、生きることの意味
現在、日本には63万人のニートと呼ばれる若者がいると言われています。14万人の不登校、100万人に上ると言われているひきこもりと同様に、ニートは深刻な社会問題として捉えられ始めています。ニート(NEET)とは、Not in Education , Employment or Training の略で、「学校にも行かない、仕事にも就かない、就労のための訓練も受けていない」若者を指しますが、社会と繋がりをもたない、あるいはもつことができない若者の増加の背景には、教育、家庭、経済などで多くの問題を抱える社会への不安があります。
第1部では『ニート』と呼ばれる若者たちに早くから注目し、特に若年の就労問題に関して提言を続けておられる玄田 有史先生に、「何をしていいのかわからない」「したいことがとくに見つからない」「いっぱい、いっぱい」など共通する感覚をもつ若者の現状や、彼らにとって「働くということ」「生きるということ」についてお話していただきました。
第2部のシンポジウムでは、「はじめの一歩をどう踏み出すか」をテーマに、ひきこもり体験をもつ若者、不登校の子どもと向き合ってきた親御さんに、それぞれの立場から体験を踏まえお話していただきます。そして、玄田 有史先生には『ニート』を中心に広い視点から助言をしていただきました。
◆プログラム
【第1部】 講演『揺れる若年』とどう向き合うか
~不登校・ひきこもり・ニート 彼らにとって働くことの意味、生きることの意味~
講師 | 玄田 有史(東京大学社会科学研究所助教授) |
【第2部】 シンポジウム『はじめの一歩をどう踏み出すか』
パネリスト | 玄田 有史(東京大学社会科学研究所助教授) 不登校、ひきこもり体験を持つ若者と親御さん 荒井 裕司(登進研代表) |
【第3部】 個別相談
2004年11月28日(日)■登進研バックアップセミナー45
不登校―失敗しないための進路選択
子どもの状況別親のかかわり方から進路選びのポイントまで
卒業や進級・進学などの「節目」を間近にひかえた不登校の子どもたちは、新たな生活への複雑な思いをかかえています。中学や高校へは行きたいけれど、学習面や対人関係に不安を感じていたり、「どうせ私なんか何をしてもダメだ」と自信を失っていたり、自分だけが世の中から取り残されたような寂しさやあせりを感じていたり…。
一方、親のほうも「この子が行ける学校はあるのか」「入学できても、また不登校になってしまうのではないか」「授業についていけるか」「友だちはできるか」といった不安や心配で胃が痛くなるような思いをしています。
そこで、「不登校―失敗しないための進路選択~子どもの状況別親のかかわり方から進路選びのポイントまで」をテーマに、子どもの心理面と具体的な進路情報の両面から、不登校の子どもたちにとってよりよい進路選択のあり方にアプローチしてみました。
【第1部】では、小林正幸さん(東京学芸大学教授)を講師に迎え、子どもの心の状況にスポットをあてた親のかかわり方についてアドバイスをうかがいました。講演では、よくあるケースとして「自信のない子」「意欲のない子」「人間関係に不安のある子」「進路に関心を示さない子」「自分の気持ちを話してくれない子」「進路の話に拒絶反応を示す子」「プライドが高く、現実(学力不足など)にそぐわない進路を希望する子」などを取り上げ、それぞれの状況に即した進路選択の考え方についてお話ししていただきました。
【第2部】の「こんな場合どうする?―不登校の進路1問2答」では、事前にみなさまからお寄せいただいた質問に複数の回答者がお答えしました。回答者は、小林 正幸さん、海野 千細さん(八王子市教育センター教育相談室長)、池亀 良一さん(代々木カウンセリングセンター所長)、荒井 裕司(登進研代表)の4人。1問2答は、1つの質問に対して違った角度から複数のアドバイスが聞けるので、「面白い」「理解が深まる」といつも好評を得ていました。
◆プログラム
【第1部】 講演『不登校―失敗しないための進路選択』
講師 | 小林 正幸(東京学芸大学教授) |
【第2部】 こんな場合どうする?―不登校の進路1問2答
回答者 | 小林 正幸(東京学芸大学教授) 海野 千細(八王子市教育センター総合教育相談室長) 池亀 良一(代々木カウンセリングセンター所長) 荒井 裕司(登進研代表) |
【第3部】 個別相談
2004年09月12日(土)■登進研バックアップセミナー44
発達障害―見極めよう! 子どもが得意なこと、苦手なこと
プラスの特性を伸ばし、マイナスの特性を補う親の援助とは
ここ2~3年、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症、アスペルガー症候群など、発達障害に関するご相談が増えてきました。また、セミナー後のアンケートにも「発達障害を取り上げてほしい」とのご希望が多くなってきています。
発達障害の子どもたちが抱える困難さは、外からわかりにくいため、誰からも気づかれないまま放置され、学校生活や友人関係でつまずいたり傷ついて、本来の障害以外の困難(二次障害)をも抱えるケースが多いとされています。彼らには、専門的な知識にもとづいた適切な援助が必要であるにもかかわらず、現在、学校のなかで特別なサポートを受けている子どもたちは、残念ながらまだわずかという状況です。
一方、家庭でできる援助にはどんなことがあるのでしょうか。「発達障害―見極めよう! 子どもが得意なこと、苦手なこと~プラスの特性を伸ばし、マイナスの特性を補う親の援助とは」をテーマに、よりよい親のかかわり方を考えてみました。
【第1部】は、LDやADHD、自閉症の子どもたちと親を対象とした豊富な相談経験をもち、発達クリニックのセラピストとしても活躍されている水野薫さん(福島大学大学院教授)による講演。
【第2部】のパネルディスカッション「発達障害の子どもたちの進路選択と問題点」では、発達障害のお子さんをもつ2人の親御さんをお招きし、進路を選ぶ際に、どんな点を考慮し、決定したのかなど、進路選択のポイントや問題点についてお話をうかがいました。
これを受けて、高校卒業後の発達障害の若者たちとかかわっているフリースクール講師、カウンセラーからの提言、また、第1部の講師・水野薫さんには、発達障害の子どもたちが中学校や高校卒業後にどのような進路選択をしているかについて、現状報告と問題点をまとめていただきました。
◆プログラム
【第1部】 講演『発達障害―見極めよう! 子どもが得意なこと、苦手なこと』
講師 | 水野 薫(福島大学大学院教授) |
【第2部】 パネルディスカッション「発達障害の子どもたちの進路選択と問題点」
パネリスト | 発達障害の子どもをもつ親 水野 薫 (福島大学大学院教授) 伊藤 寛晃(ステップアップアカデミー教員) 原 聡子(カウンセラー) |
司会 | 海野 千細(八王子市教育センター総合教育相談室長) |
【第3部】 個別相談会
2004年07月04日(日)■不登校バックアップセミナー43
不登校―気になる"きょうだい"への影響
しっかりしたいい子ほど見えにくい!きょうだいの心のSOSを見逃さないポイント
さて、当研究会ではここ数年、「きょうだいで不登校になった」というご相談をしばしば受けるようになりました。たとえば、「中2の弟が不登校になったと思ったら、間もなくひとつ上の兄も不登校になってしまった」というケースや、「最初に中3の姉が不登校になり、ようやく再登校するようになってホッとしていたら、今度は中1の妹が学校に行けなくなった」というケースです。
そこで、「不登校―気になるきょうだいへの影響」をテーマに、第1部の講師として前川あさ美さん(東京女子大学助教授)を迎え、不登校がきょうだいに与える影響と親としてのかかわりのポイントについてお話をうかがいました。
講演では、さまざまな具体的事例をまじえながら、きょうだいがおちいりやすい心の状態、また、親としてそうした子どもの心のSOSを見逃さず、どうしたら傷ついた子どもの心を支えることができるのかについてアドバイスをしていただきました。
第2部は、温かな語り口とわかりやすい解説が人気の海野 千細さん(八王子市教育センター総合教育相談室長)による連続講座「子どものここがわからない」の第2回目。多くの親が感じる「子どものここがわからない」「知りたい」という疑問を取り上げ、それをわかりやすく読み解くこの講座は、子どもへの理解を深め、よりよい親のかかわり方を探るためのヒントを与えてくれる、と好評をよんでいます。
◆プログラム
【第1部】 講演「不登校―気になるきょうだいへの影響」
講師 | 前川 あさ美(東京女子大学助教授) |
【第2部】 連続講座2「子どものここがわからない」
報告者 | 伊藤 寛晃(ステップアップアカデミー教員) |
【第3部】 個別相談会