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2025年6月1日(日)■登進研バックアップセミナー121

不登校―「それでも大丈夫!」という希望をつかむために

ともに悩み、胸を痛めてきた親の揺れ動く気持ちを支える10問10答



 陽をあびた新緑が目に鮮やかな今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 私たち登進研はこの春、30周年を迎えました。
 1995年3月18日(土)、東京・千駄ヶ谷区民会館で行われた発足記念シンポジウムは、当時、不登校関連の情報発信が少なかったこともあり、多くの新聞に取り上げられました。
 が、その日はまさかの雨。「こんなお天気だし、席がガラガラだったらどうしよう」と不安がつのるなか、ふと外を見ると会場前は傘、傘、傘の行列。気づけば350人の参加者で2階席まですべて埋まっていました。青森から大阪から全国から、必死に情報を求めてやってきた方々でした。


写真はセミナー104回(2019年)の会場風景


 この30年で不登校をめぐる状況・環境は大きく変わりました。
 1990年に始まった適応指導教室は教育支援センターと名称を変え、不登校を「どの子にも起こりうること」と文科省が位置づけたのが1992年。同年、サポート校のさきがけ2校が設立。
 先の文科省方針を受け、スクールカウンセラーの学校配置が1995年にスタート。2004年には不登校特例校(現・学びの多様化学校)第1号、八王子市立高尾山学園が開校。2016年の「教育機会確保法」成立以降、不登校特例校は全国に広がっていきます。
 さらに通学型通信制高校の急増、校内教育支援センター、民間のフリースクール等、不登校の子どもたちの学びの場や居場所はある程度整ってきましたが、依然、不登校の子どもたちは増えつづけています。

 「学校に行けない自分はダメな子」「不登校になったのは私の育て方が悪かったから?」――現在も、そんなふうに自分を責めている子どもたちやお母さんお父さんがたくさんいます。
 「学校に行くのが当たり前」という見えない圧力のなかで、「うちの子はうちの子。よその子と違ってもいい」という思いに至るには、さまざまなハードルが立ちはだかります。
 「この状態がいつまで続くのか」という不安と、「きっと大丈夫」と信じる気持ちのはざまで心が揺れ動くのは、親だからこそ。日々、揺れながら迷いながら、それでも「元気になる日が必ずやってくる」という希望をつかむためには、親としてどのような気持ちの整え方が必要なのでしょうか。

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 そこで第1部では、そんなお母さんお父さんを応援する総集編として、「不登校―『それでも大丈夫!』という希望をつかむために〜ともに悩み、胸を痛めてきた親の揺れ動く気持ちを支える10問10答」というテーマで行います。

 次の10の問いを入口に、日頃から不登校やわが子に対して感じている気持ちのモヤモヤを、5人の専門家と一緒に解明していきたいと思います。


  • ①「見守る」と「好き勝手にさせる」はどう違う?
  • ②子どものためには仕事をやめたほうがいいの?
  • ③不登校は親の育て方が悪いから?
  • ④「勉強の遅れは心配ない。いくらでも取り戻せる」ってホント?
  • ⑤親だけカウンセリングを受けても問題は解決しないのでは?
  • ⑥「エネルギーがたまる」ってどういうこと?
  • ⑦長期化って何カ月くらいから? 長期化を避けるには?
  • ⑧通信制高校からの大学進学は、普通高校と比べて不利?
  • ⑨不登校を経験すると子どもはどう変わるのか?
  • ⑩「大丈夫」と「もう無理」の間で揺れる気持ちとどうつきあうか?

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 第2部は、会場のみなさまからの疑問や悩みにお答えする「それでも大丈夫!と信じる気持ちを後押しするなんでも質問箱」のコーナーです。
 第1部に関する質問や、日頃の子どもへのかかわり方、居場所や進路の情報、家族間のすれ違いやきょうだいの問題、発達障害で気になること、祖父母や親戚への対応、学校や担任とのつきあい方等々、なんでもOKです。
 ご質問は「質問用紙」に書いていただく形式ですから、「大勢の前で質問するのはちょっと苦手」という方も大丈夫。時間のあるかぎり、ひとつでも多くの質問を取り上げますので、どんどん質問してみてください。

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 第3部個別相談では、不登校に関する心理と進路の問題についてカウンセラーと専門相談員が一対一でお応えします。なお、個別相談は事前にお申込みいただいた方のうち先着30名様に限らせていただきますので、ご了承ください。



●開催日時
2025年6月1日(日)13:00〜17:00(その後、個別相談/開場12:30)

●会 場
SYDビル2階ホール 渋谷区千駄ケ谷4-25-2 Tel.03-3405-5672
【交通】JR代々木駅西口・都営大江戸線代々木駅A2下車、徒歩5分
東京メトロ副都心線 北参道駅 出口1下車、徒歩3分

●定員
120名

●参加費
1000円

●プログラム
【第1部】不登校―「それでも大丈夫!」という希望をつかむために

講 師 小林 正幸(東京学芸大学名誉教授)
海野 千細(八王子市教育指導課心理相談員)
齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)
小栗 貴弘(跡見学園女子大学心理学部教授)
荒井 裕司(登進研代表)

【第2部】参加者の質問に5人の専門家が回答します
「それでも大丈夫!と信じる気持ちを後押しするなんでも質問箱

回答者 小林 正幸(東京学芸大学名誉教授)
海野 千細(八王子市教育指導課心理相談員)
齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)
小栗 貴弘(跡見学園女子大学心理学部教授)
荒井 裕司(登進研代表)

【第3部】個別相談(心と進路の相談)

個別相談をご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年(または年齢)・性別、ご相談内容(不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で)、「個別相談希望」とご記入のうえ、5月28日(水)までに、メール本サイトのフォームにてお申込みください。


●参加のお申込み方法

ご氏名・ご住所・電話番号をご記入のうえ、5月30日(金)までに、下記お問い合わせ先、または本サイトのフォームにてお申込みください。


●お問い合わせ先
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8
「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局
Tel.03-3370-4078  Fax. 03-3370-5198
ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/
eメール■info@to-shin-ken.net


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