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震災後、お子さんに何か変化はみられましたか?
2011年6月18日に行われた「登進研バックアップセミナー77」のアンケートで、「震災について、お子さんと何か話をされましたか?」「震災後、お子さんに何か変化はみられましたか?」とお聞きしたところ、たくさんの書き込みをいただきました。ここに紹介させていただきます。
◇ 震災後にみられた子どもの変化
【恐怖、不安、緊張】
- 家族がバラバラになりそうで怖い。学校に行くのが不安。私と離れたくない(30歳代、女性)
- 地震のとき、娘は家でひとりだったせいか恐怖心を強く抱くようになってしまいました。日中、家にひとりでいることを嫌がり、不安感がいつもあるようです(50歳代、女性)
- 3月の初めに頑張って取り組もうとしていたことが、震災の影響で断念せざるを得なくなり、不安定な状態が2カ月続いた(40歳代、女性)
- 震災後、大人の私も不安にはなりましたが、息子は家で毎日テレビを見ていたので、恐怖、不安、緊張感をもつようになり、外へ出ることがしばらくありませんでした。口数も少なくなりました(50歳代、女性)
【ひとりで寝たくない】
- しばらくの間はひとりで寝ずに、親の部屋にきて寝ていた(40歳代、女性)
- いつ地震が来るかわからない不安から、自分の部屋からリビングに寝場所を移すと同時に、早起きになりました(1カ月くらい)(50歳代、女性)
【家族への気づかいや協力】
- 震災直後には外出している家族の心配をし、その後、非常用品の確保を自分で行っていた(40歳代、女性)
- 地震当日、子どもはひとりで家におり、東京での揺れもかなり大きく、本棚の本など落ちたようですが、母が4時間かけて家に歩いてたどり着いたときは、ほとんど片づけてくれていました(50歳代、女性)
- 当日、子どもはひとりで家にいましたが、とても怖い思いをしたようです。私のメールには一切返信をせず心配しましたが、私が帰宅後は(ひと晩、職場に泊まったのですが)とても気づかってくれました(40歳代、女性)
【親との関係】
- 父親と娘は正直うまくいっていませんが、震災の日、父親から娘と私にすぐに確認のメールや電話がありました。娘はとても驚くと同時に、普段は冷たい親が自分のことを思ってくれているんだとうれしそうでした(でも、その後はやっぱりうまくいっていませんが…)(40歳代、女性)
【その他】
- 偶然なのかもしれませんが、それまでときどき「死にたい」と口にしていましたが、言わなくなったように思います(40歳代、女性)
- 震災について作文を書いていました。書き方がわからないので教えましたが、それを参考にした部分と、私が言わなかったことを書いたのを見て、すごいなと思いました(50歳代、男性)
- 中3の息子は、街の書店の中で今回の震災にあいました。徒歩で2駅を歩いて帰宅後、テレビの映像(震災の)を見ながら涙を流していました。おやつの要求をひかえられるようになりました(40歳代、女性)
- NHKを見るようになりました(40歳代、女性)
- 目に見える変化はありません。子どものアドレスを知らない(教えてくれない)ので、何かあったときのために教えてと震災を理由に聞いてみましたが、教えてくれません。その前に、私が体調をくずしたことがあっても何も変わらないので、変わらないのが不思議で、不安です。何も感じないのかなと(女性)
- 何より私自身、子どもが元気で生きていてくれたらいい、ありのままの子どもを愛しているんだと気づくことができました(40歳代、女性)
◇ 震災後に子どもと話したこと
- 津波の恐ろしさや、今の自分たちの生活がどんなにありがたいことかということなどを話した。子ども自身の変化は、表面的には特別ないように思う(40歳代、女性)
- 親類が宮城県にいるので、その話をした。本人にとりたてての変化はなかった(50歳代、女性)
- 震災自体については何も話したがらなかった。「計画停電」がきちんと計画されたとは思えないタイミングで・実施されたことに憤っていました(40歳代、女性)
- 子どもが中高生なので、自分たちで現地へ行って何かをするのは難しいが、今、自分のできること(節電、買い占めをしない、被災地の人に役立つこと、物を送るなど)を行動しようなど(40歳代、女性)
- 今後、震災が起きたときに、家族が集まる場所を話し合い、互いに助け合うことが大切だと話しました(50歳代、女性)